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Lapinまで。 企画:Miette 発行/管理:Cabbage Design inc. 著者 やまもとゆみ 無断転載、複製は禁止します。 The ban on unapproved reproduction |
コドモのころは毎日自分がいつ眠るのか不思議で不思議でがんばって起きていたものだけど、きがついたら朝で。
そんなことなかった? 暗い部屋の中で本を読んじゃいけないと言われていたから私の楽しみは目をつぶって 瞼の裏を流れていくいろんな模様をみることだった。 最初は黄色とブルーのとげとげの金平糖が見えて、その次は天の川のようにいろんな色の 光の帯が右から左に流れていく。 手を伸ばしたずーっと先の方からぐるぐると輪をかきながらオレンジの網のようなものが近づいてきて。 その網にとらえられそうになったとき「助けて神さま!」って願うと、ぱぁーっと明るくなって 大好きなブルーとピンクの水玉が点滅しながら瞼のスクリーンに広がってきたら とても幸せな気持ちになっていく。 この小さな幾何学模様の劇場は眠れない夜は毎日続いてくれて、最後にしあわせのブルーとピンクがみえたところでおしまい。 あとは朝までの時間を過ごすだけ。 そんな風に過ごしていたことを忘れていたんだけど、あまりにも眠くてひるねをしようとしたとき、目のなかにとつぜんよみがえってきた。 ブルーとピンクの水玉たち。 もしかしたら自分の色の原点かもしれないなーと、ふと考える。 そして「眠るまでまた光の舞台が見られますように」って大人になった今、祈ってる。 #
by lapin-yumi
| 2005-06-01 18:24
| ネムネムノハナシ
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